初期には自覚症状がほとんどないのが特徴です

2009年11月06日

前立腺がんは、初期には自覚症状がほとんどないのです。そのため、発見が遅れがちになります。前立腺がんが発見されるのは、血液検査で「前立腺特異抗原(PSA)」が高い値を示す、ということで精査して見つかるということが、多いのです。前立腺がんが進行すると、排尿困難などの症状が起こってきます。さらに進行すると、リンパ節や骨、その他の臓器に転移することが多いです。前立腺がんによる死亡者数は、日本のがんによる死亡者の3%以上を占めていて、また近年、前立腺がんによる死亡者が急増していると言われています。そのため、男性の方は前立腺がんを他人事と考えず「自分のこと」として受けとめ、積極的に健康診断を受けるなど、前立腺がんを早期発見する努力をしてください。また、前立腺がんはがんのなかで、治癒率は高いとも言われていますので、早期発見できれば治癒させることのできるがんです。また、誤解されることがあるようですが、前立腺肥大症は、前立腺がんのリスクとはならないことが、分かっています。前立腺がんは、50歳以降に発症する場合が圧倒的に多く、45歳以下で前立腺がんにかかる場合は、家族性のもの以外は稀であるとされています。

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Posted by リクウ at 20:23 │前立腺がんに関する基本的な知識