治療方法は、がんの進行程度によります

2009年11月08日

前立腺がんは、治療をすることによって、治癒させられることが多いがんです。それは、前立腺がんは一般的に進行が遅いためです。前立腺がんの治療には、ホルモン療法、外科手術、放射線療法、化学療法などがあります。どの治療法を選択するかは、がんがどの程度進行しているかによります。「まだ転移が起こっていない」という場合で、PSA値が比較的低めを推移している場合には、外科手術(根治的前立腺摘除術)もしくは放射線療法がとられることが多く、根治させることができる可能性も高いです。また、高齢者で手術に耐えられる体力が無いとか、転移が起こっている、あるいは、転移が証明できないまでも、転移が起こっている可能性が高い、という場合には、ホルモン療法が選択され、エストロゲン製剤、アンドロゲン拮抗剤、LH-RH拮抗剤などが投与されます。また、場合によっては精巣摘出手術が併用されることもあります。前立腺がんは、他の癌に比べると予後がよく、進行する速度も遅いです。早期に発見することができれば、根治させることができます。前立腺がんは、50歳以降に発症する場合が圧倒的に多く、45歳以下で前立腺がんにかかる場合は、家族性のもの以外は稀であるとされています。好発年齢に達した方は、積極的に健康診断を受けるようにしましょう。
  


初期には自覚症状がほとんどないのが特徴です

2009年11月06日

前立腺がんは、初期には自覚症状がほとんどないのです。そのため、発見が遅れがちになります。前立腺がんが発見されるのは、血液検査で「前立腺特異抗原(PSA)」が高い値を示す、ということで精査して見つかるということが、多いのです。前立腺がんが進行すると、排尿困難などの症状が起こってきます。さらに進行すると、リンパ節や骨、その他の臓器に転移することが多いです。前立腺がんによる死亡者数は、日本のがんによる死亡者の3%以上を占めていて、また近年、前立腺がんによる死亡者が急増していると言われています。そのため、男性の方は前立腺がんを他人事と考えず「自分のこと」として受けとめ、積極的に健康診断を受けるなど、前立腺がんを早期発見する努力をしてください。また、前立腺がんはがんのなかで、治癒率は高いとも言われていますので、早期発見できれば治癒させることのできるがんです。また、誤解されることがあるようですが、前立腺肥大症は、前立腺がんのリスクとはならないことが、分かっています。前立腺がんは、50歳以降に発症する場合が圧倒的に多く、45歳以下で前立腺がんにかかる場合は、家族性のもの以外は稀であるとされています。  


近年、前立腺がんによる死亡者が急増しています

2009年11月05日

前立腺がんは、前立腺(外腺)に発生するがんです。前立腺がんによる死亡者数は、日本のがんによる死亡者の3%以上を占めていて、また近年、前立腺がんによる死亡者が急増していると言われています。とはいっても、前立腺がんはがんのなかで、治癒率は高いとも言われています。50歳以降に発症する場合が圧倒的に多く、45歳以下で前立腺がんにかかる場合は、家族性のもの以外は稀であるとされています。最近、日本で前立腺がんにかかる患者さんの数が、増えつつあります。近い将来、がんで死亡する男性患者のうち、前立腺がんの患者さんが上位を占めるようになる、とさえ言われています。これは、食生活が欧米化していることと、関係が深いといわれています。リスクファクターとしては、高脂肪の食事、人種の違い(黒人 白人 アジア人の順に頻度が高いとされてます)、家族性(若年の患者の場合)、血縁に前立腺がんがある場合、などがあげられます。誤解されることがあるようですが、前立腺肥大症は、前立腺がんのリスクとはならないことが、分かっています。前立腺がんは、初期の自覚症状が乏しく、血液検査によって分かることが、多いです。前立腺がんが進行すると排尿困難などの症状がありますし、リンパ節や骨、他の臓器に転移することもあります。