手術の流れ

2009年12月14日

前立腺肥大症の手術の流れをみてみましょう。病院によってもスケジュールは異なりますので一例として参考にしてみてください。前立腺肥大症で最も多く行われている手術「TURP(尿道的前立腺切除術)」の場合です。通常手術前日から入院します。術後1週間から10日前後は入院することになります。手術前日、つまり入院した日に毛の処理をして寝る前に下剤を飲みます。消灯後は飲食できません。その後手術まで絶食します。手術当日は朝浣腸をして手術着に着替えます。手術は1時間ぐらい、長くても1時間30分で終了します。術後、ベッド上で安静にします。足のしびれなどがなくなれば水を飲めます。術後2日目ぐらいまでは尿道に管をいれて排尿します。止血のため、管は固定されます。翌朝までは点滴をします。手術翌日は止血のために止めていた管を除去し、そうすれば歩けます。3~4日目ぐらいに膀胱を洗浄し、医師が尿道を通していた管を抜きます。その後、排尿は通常どおりトイレで行えるようになります。5~6日目ぐらいからシャワー、7日目には入浴が可能になります。退院後注意したいのは排泄です。尿道の細菌感染を防ぐために水分をいつもより意識して多めにとって尿の量を多くします。ガマンしないですぐにトイレに行きましょう。また便はいきまないでするようにします。便秘にならないよう食物繊維の多い食事をこころがけましょう。

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Posted by リクウ at 19:39 │前立腺肥大症の治療方法