近年、前立腺がんによる死亡者が急増しています
2009年11月05日
前立腺がんは、前立腺(外腺)に発生するがんです。前立腺がんによる死亡者数は、日本のがんによる死亡者の3%以上を占めていて、また近年、前立腺がんによる死亡者が急増していると言われています。とはいっても、前立腺がんはがんのなかで、治癒率は高いとも言われています。50歳以降に発症する場合が圧倒的に多く、45歳以下で前立腺がんにかかる場合は、家族性のもの以外は稀であるとされています。最近、日本で前立腺がんにかかる患者さんの数が、増えつつあります。近い将来、がんで死亡する男性患者のうち、前立腺がんの患者さんが上位を占めるようになる、とさえ言われています。これは、食生活が欧米化していることと、関係が深いといわれています。リスクファクターとしては、高脂肪の食事、人種の違い(黒人 白人 アジア人の順に頻度が高いとされてます)、家族性(若年の患者の場合)、血縁に前立腺がんがある場合、などがあげられます。誤解されることがあるようですが、前立腺肥大症は、前立腺がんのリスクとはならないことが、分かっています。前立腺がんは、初期の自覚症状が乏しく、血液検査によって分かることが、多いです。前立腺がんが進行すると排尿困難などの症状がありますし、リンパ節や骨、他の臓器に転移することもあります。
Posted by リクウ at 19:07
│前立腺がんに関する基本的な知識