その人の症状にあわせて治療法を選択

2009年12月19日

前立腺肥大症の治療ではその人の症状にあわせて治療法を選択します。前立腺肥大症は通常は命に関わることはない病気です。ですから治療ではつらいと感じる症状を改善して日常生活の質(QOL)をあげるのが目的となります。前立腺肥大症の検査などを受けて自覚症状も軽く、第一期の場合には「経過観察」といわれることがあります。この場合には日常生活を見直して少しだけ改善することで排尿に関する症状や悩みが軽減されます。とにかく症状を悪化させないようにすることが大切です。前立腺がうっ血すると尿閉がおこりやすくなります。普段の生活の中でうっ血しないように注意して過ごしましょう。このうっ血は長時間座りっぱなしでいるとなりやすくなります。血行が悪化するからです。あとはお酒の飲みすぎにも注意が必要です。お酒の飲みすぎも骨盤内の血行不良を招きます。食事にも注意しましょう。栄養のバランスに気をつけて、規則正しくきちんと摂りましょう。ある程度経過観察を続けて症状が以前より悪化したときなどはすぐに診察を受けましょう。具体的に気をつけたい症状は「夜間の排尿回数が増えた」場合や「排尿をがまんするのがつらくなった」などの症状です。ガマンしていると合併症などを引き起こす可能性があり、危険です。

同じカテゴリー(前立腺肥大症の治療方法)の記事
 前立腺肥大症の重症度を判断 (2009-12-29 13:28)
 一番よくないのは寒い外で固いイスで長い間座っていること (2009-12-24 19:56)
 手術の流れ (2009-12-14 19:39)
 最もよく行われている内視鏡を使った手術 (2009-12-09 20:26)
 「薬物治療」は治療の中心 (2009-12-04 12:26)
 内視鏡とレーザー光線を使って組織を蒸発、切除 (2009-12-01 19:18)

Posted by リクウ at 21:09 │前立腺肥大症の治療方法